京の都 始まりはここから・・将軍塚青龍殿

おでかけ

正式名称は天台宗青蓮院門跡 将軍塚青龍殿ですが、この東山山頂にある青龍殿は青蓮院門跡の飛地境内となっています。

そこにある将軍塚とは、桓武天皇が奈良(平城京)から長岡京を経て、この地京都(平安京)へ都を遷都することを決めた場所です。そしてその都(平安京)の安泰を願い、鎧甲を着せ弓矢を持たせた土の将軍像を埋めて塚を作ったことが「将軍塚」と言われる由縁です。のちに約1000年もの間、京都は日本の都となりました。

青龍殿は2014年10月に大護摩堂として建立されました。中には国宝の「青不動明王二童子像」絹画があり、通称「青不動」と呼ばれています。日本三大不動画の一つで、ほかの二つは高野山の「赤不動」三井寺の「黄不動」です。

この青龍殿を出て奥へ進むと、京都市内が一望できる木造の大舞台があります。ここに立つと、空が近く感じられるかもしれません。

そして大舞台を抜け将軍塚の脇を通り西展望台へ上がると、さらなる大パノラマが待っています。京都市内だけでなく大阪方面まで綺麗に見渡せます。西展望台は高さが10mほどあり、さえぎるものがないため、頬にあたるそよ風が心地よく、少しの間静かな眺めを楽しみました。

眺めを堪能した後は、紅葉と桜の名所になっている、回遊式庭園へ。この庭園には200本を超えるもみじが植えられており、ちょうど色づき始めておりとても綺麗でした。また庭園の中には枯山水庭園もあります。この枯山水庭園は中根金作の作庭ということです。中根金作は世界的な造園家で足立美術館などでも有名な方です。

東山山頂にある、この将軍塚青龍殿への行き方について。                     タクシーを利用する場合、JR京都駅からは約20分ほど、地下鉄東山駅からだと約5分ほどです。   バスを利用する場合は京阪バス(70系統・将軍塚青龍殿循環)があります。三条京阪から青龍殿へ行きますが、運航日は土日祝と春、秋の一時期のみです。便数も少ないので、気を付けてください。

ということで、今回私は歩いていきました。阪急電車河原町駅からだと約40分ほど、八坂神社からだと約30分ほどで青龍殿の入口である福徳門に着きます。山を登りますので、履物や服装はご注意下さい。

阪急河原町駅から四条大橋を超え真っすぐ歩くと正面に八坂神社がみえてきます。
八坂神社前の信号を渡り、神社側に沿って  右方向へ。    
一つ目の角を左へ曲がります。
緩やかな坂道を真っすぐ上がります。
10分ほど歩くと長楽寺に着きます。
長楽寺大門の左手にある小道を進みます。
長楽寺の壁に沿って右へ階段を上ります。
階段を上ると駐車場があり、前方に東屋があります。
東屋の横を通り、右方向へ上がって行きます。
数分歩くと、「将軍塚道」という石碑がある
山道があります。ここを登ります。
少し行くと、山につきあたるT字の道がありますので左方向へ進みます。
途中標識があれば、全て東山山頂公園方向へ進みます。
東山山頂公園方向
アスファルトの道へ出ると、福徳門が見えます。
到着です。福徳門をくぐり進むと、青龍殿入口の受付があります。

将軍塚青龍殿への山道には、少し草が茂っていたり、急な坂道もありますので滑らないよう気を付けて登ってください。

DATA                                            住  所 : 〒607-8456  京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28                  電  話 : 075-771-0390                                    拝観時間 : 9:00~17:00(16:30受付終了)                         拝観料  : 大人500円 中高生400円 小学生200円

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